2012年09月27日

native advertising(ネイティブアドバタイジング)は次世代型広告?

native advertising(ネイティブアドバタイジング)って聞いたことありますか?

最近テック系海外ニュースサイトを見ていると、結構よく見かけます。

例えば・・・
What Is ‘Native Advertising’? Depends Who You Ask

Sharethrough Unveils Its Sponsored Videos Platform To Deliver Native Ads

A Framework For The $10B+ Native Advertising Market

といったところです。最後の記事は結構なボリュームがあります。。。

で、native advertising(ネイティブアドバタイジング)って何か?ということですが、

2番目の記事から引用します。

When Greenberg talks about “native” ads, he means ads that don’t look like your traditional banners, and instead like an organic part of the website. They need to be clearly marked as advertising, but when a reader/viewer looks at them, the ads should register as another type of content, rather than some random crap they can ignore.

Greenberg(訳注:人の名前です)が”ネイティブ”アドという時、彼が意味するところとしては、
伝統的なバナーのように見えるアドではなく、かわりにウェブサイトの一部のようなものだ。
明確に広告であると明示されている必要があるが、しかしながら読者や視聴者が見た時に、
それらのアドは無視可能なランダムなゴミというよりは、別のタイプのコンテンツと見なされる
ものだ。

So Sharethrough allows publishers to incorporate sponsored videos in three standard layouts − the feed, the gallery, and the grid. In each case, the video should appear as just another piece of content, with a little indicator that it’s an ad.For example, if we added the sponsored video unit to TechCrunch (this is just hypothetical), it could show up as just another post in the feed, or maybe one of the links in the four featured stories at the top of the page.

つまりSharethrough(訳注:上記GreenbergがCEOを務める会社です)によってパブリッシャーは
スポンサードされた動画を3つのタイプのレイアウトでコンテンツに含めることができるーフィード、
ギャラリー、そしてグリッドだ。どのケースにおいても、動画は別のタイプのコンテンツとして
表現される。それは広告だよ、という小さな明示とともに。例えばもしスポンサードされた動画を
テッククランチに加えたとする(例えばの話)。そうするとフィードの中に別のタイプのコンテンツ
として現れる、もしくはページトップのフィーチャーストーリーの一つになるかもしれない。

最近話題になった本として「ウェブはグループで進化する」をご存じでしょうか?この本の中に

以下のような記述があります。

この100年間というもの、マーケティング担当者はメッセージを伝える手段として妨害型のマーケティングに頼ることを続けてきた。新しいテクノロジーが登場するたびに、それをどうやって『人々の間に割り込み、メッセージに注目してもらうツール』として使うかを考えてきたのである。テレビ番組を観ていれば途中でCMが入るし、運転していれば屋外広告が注意を逸らそうとする。雑誌記事にも途中で広告が入るし、ウェブサイトも同じような状況だ。


今この”妨害型マーケティング”は、消費者からほぼ”無視”される存在になりつつあります。

ボリューミーな3番目の記事から引用しますね。


Over the past ten years, publishers have continued to monetize their sites with banners and pre-roll ads, and advertisers have continued to pump billions into these formats, in spite of tanking performance and near- universal disdain. While click-through rates on display ads started out at around 9% in 2000, they now hover around 0.2% – which means 99.8% of banner ads are completely ignored. Meanwhile, led by YouTube and Hulu, the pre-roll ad market is only shifting in one direction: towards “skippable prerolls,” not forced interruption. And preroll skip rates are only moving in one direction (hint: when you give users the ability to skip annoying ads, they usually do).

10年以上に渡り、パブリッシャーは自分たちのサイトをバナーとプリロール広告でマネタイズ
し続けてきた。そして広告主はこれらのフォーマットに何十億とつぎ込んできた。低い
パフォーマンスそして恥に近い状態でありつつも。クリック率は2000年にディスプレイ広告が
スタートした時には9%だったが、今や0.2%周辺。つまり99.8%のバナーは完全に無視されている。
一方でYouTubeとHuluに牽引されてプリロール広告は一つの方向にむかっている。”スキップ
可能なプリロール”だ。プリロール広告のスキップ率も一つの方向に向かっている(ヒントは
邪魔な広告をスキップできるとしたら、利用者は普通してしまうということだ。)


いろいろなところから引用をしましたが、要は・・・

・従来のバナー、動画の前に入ってくる広告は、いわゆる”妨害型マーケティング”に属する。

・そして読者や視聴者はこういった広告をもうほとんど見ることがない。

という状況があり、そういった状況に対して、ネイティブアドバタイジングというものが

登場してきた、というように見ることができます。


「ウェブはグループで進化する」の中には”妨害型マーケティング”は”許可型マーケティング”に

移行するということが書いてあります。Facebookのいいね!がまさにそれに該当する、

ということです。


一方で今回ご紹介しているネイティブアドバタイジングは、許可よりももう少しゆるい形です。

Facebookのフィードに流れてくるスポンサード広告などもその一種ではないでしょうか。

特徴としては”広告”ということが明示されていても、提供のされ方がメインのコンテンツと

全く同じであるために、まさに別のタイプのコンテンツとして、消費される、というところですね。

ツイッターのプロモツイートもその方向だと記事にはあります。


Facebookやツイッターはこのネイティブアドバタイジングを自分たちのプラットフォーム上のみで

行おうとしています。しかし、上記の記事全てに登場するSharethroughという企業はこの仕組みを

オープン化しようとしています。つまり、どんなサイトであってもこのネイティブアドバタイジング

という仕組みを導入できるようにするということです。サイト内のコンテンツと同じような形で

提供するということは多少の表示の仕方の調整などは発生しそうですが、オープン化することが

できれば面白そうですね。


最後にネイティブアドバタイジングの概念インフォグラフィックを載せておきますね。

native-ad-framework-1.jpg
posted by やまも at 19:01| Comment(4) | テック系海外ニュースサイト翻訳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
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